伸び盛りの中学生、水泳部のCASE
その子は「肩が痛い」ということで来店、親御さんの話だと
以前受けた他の整体で 「体がフニャフニャに緩んでしまってしばらく泳げなくなってしまった」 ので、そうならないようにしてほしいとの事。。。
どういう事?
本人も親御さんも 相当不安な感じ。。。痛みは消したいがフニャフニャは嫌だ。。。
痛みを消すことは出来るとしても「フニャフニャ」はイマイチピンと来ない、一体、何のことだろう?僕の経験にはない。
ひとまず、待合のスツールに腰かけて、腕を上げてもらい痛みの出る個所を確認。
三角筋前部、肩峰、当たりに痛みがでるようだ。
座ったままの状態で肩周りの緊張をとり、再び腕を上げてもらい確認(ここまでで約一分)。
痛みは消えたのでこれで終了。
もちろん、これではお代をいただけません。見積もりですからね。
本人も親御さんも整体や、僕の施術に対する不安もあったのでこれで終わって、様子をみてもらっても良かったのだが、全身を見ることに。
今回のケースは競泳の選手に多い肩の故障、いわゆる「スイマーズショルダー」だと思われる。初期段階であれば割と簡単に痛みは消えるが、疲労が重なれば痛みの再発は免れない、競技を続けるなら、定期的に疲労抜きをして、症状の進行を和らげる必要があると思います。
その為には痛みがある肩周囲だけ施術ではダメで
「なぜ、肩が痛むのか?を考えなければいけません。」
今回のケースを簡単に言えば
脚の疲労が抜けてないため強い推進力が生まれず、代償動作として肩への負担が増して痛みが出たということだと思います。俗にいう、「肩の筋力不足やフォームが悪いから」といった理由では無かったと思います。
脚だけの施術ではダメで全身の連動が上手くいく状態に整える必要がありました。背中から臀部にかけての疲労箇所もバラバラでした。施術の時間配分は上半身3割、下半身7割といった感じでした。
施術後は心配だった「フニャフニャ」もなく喜んでもらえました。しかし、何をしたら力が入らないくらい「フニャフニャ」になるんだろう?
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